よほど大きな異常がない限り、バリウム検査のような再検査の必要もありません。

　最初に、カメラそのものが技術の革新により年々細くなっています。

これは検査前にぼうっとする薬剤の点滴を行い、苦しみを軽減するというものです。

以前は10ミリ以上のものが自然だったので、かなりの改善です。

点滴の効きには個人差があるので、医者が様子をみながら薬の量をすり合わせします。

　なお近年では、「鎮静剤・安定剤」を使用する医療機関が増えています。

しかしこの唯一といっていいデメリットについても、様々な創意工夫で和らげるが図られています。

現在のメインは直径5〜8ミリくらい、100円ボールペンくらいの細さです。

言うまでもなく、「慣れているので薬は無しで大丈夫」という方には点滴は行いません。

健康所見でも精度が高く、被ばくの心配のない胃カメラ検査を選ぶのがお勧めという事になります。

以前は喉のシロップ麻酔だけで検査を行っていたので大きな改善です。

　しかし胃カメラ検査には、「苦しい」「怖い」というイメージがどうしてもつきまとっています。